春の「顔がかゆい」対策
春になると、顔が、特に目がかゆいという人は多くいます。
この季節は、花粉の時期であることはもちろん、中国から偏西風にのって飛来する黄砂がしばしば観測されるシーズンと重なり、絶え間ないくしゃみや鼻水などとともに、花粉症の典型的な症状の1つに入ります。
そんな時の対策はどうすればよいのでしょう。
一般的な「花粉症対策」でかゆみ対策
花粉症がパッと広がる春のシーズン中は、マスクやゴーグルのような専用メガネでしのぐという人もいれば、医師の下で減感作法などの治療に取り組む人もいます。
肌の中でも、顔や首は常に露出しているようなものなので、かゆいなどの症状が現れやすいけいこうがあります。
花粉や黄砂など微細な刺激物が肌に付着しないような対策をとることは、一般的な花粉対策と同じです。
花粉性で悩んでいる人にとって花粉が多く飛び交う春は、生活全般に対策モードになります。
基本は、家の中に花粉を持ち込まないことで、こまめに掃除をしたり、家に入る時は玄関先で体や衣服をパンパンとはたいて、花粉を落とし切るなど、ちょっとした動作が効果を上げてくれます。
また、花粉症対策用マスクがありますが、マスクは肌にいかにフィットしているかが重要なポイントです。
マスクは、使用者の顔のサイズや形を考慮して選び、接触部がかゆいと場合は微調整が必要になるでしょう。
花粉性ではないけれど春になると顔がかゆい
また、花粉性ではないのに春限定で顔がかゆいという人は、ストレスが関係していることもあります。
春を節目に、進学・進級、転勤、引越しなどで、生活環境が大きく変化することで、自分でも気づかないほど大きなストレスと受ける人も、中にはいるのです。
また、日に日によってことなる温度や湿度、風など、気候変動が激しいのも春の特徴。
それに体の調整機能がおいつかない、あるいはホルモンバランスの変調などが皮膚表面をデリケートにしていることもあります。
一日ごとに変わるお天気を予報などでチェックしておき、適切な対応をすることで、体が受けるストレスを抑えましょう。
そういった理由で、花粉症でない人でも春は肌がデリケートになりがちです。敏感肌用の保湿ケアをやっておくといった気遣いは日常的にやっておいたほうがよいです。
こんば場合は注意が必要
また、特に思い当たる節がないのに、顔がかゆいのが続くという人は、ストレスが原因のじんましんが考えられます。
肌の交感神経の末端でアセチルコリンが分泌されるために起こると考えられ、コリン性じんま疹と呼ばれます。
手以外の全身に1、2mmのブツブツができることが多く、慢性化しやすいので注意が必要です。この場合は自己流のスキンケアよりも、皮膚科へ行ったほうが安心です。
顔がかゆい時に試してみたいスキンケア
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