皮膚そう痒症で顔がかゆい
顔がかゆくてたまらない時、原因は花粉や乾燥、アレルギーなどが考えられますが、皮膚表面になんら異常がないならば「皮膚そう痒症」も考えられます。
かゆみをおさえるためには、なぜそのかゆみが出たのかしっかり究明してそれにあった対策を行う必要がありますが、このページでは、皮膚に特に異常が見られないのに肌がかゆいとき、肌にどんなことが起きているのか、その対策についてご紹介します。
発疹も湿疹もないのに肌がかゆい
皮膚そう痒症とは皮膚に目立った異常がみられないのにもかかわらず、かゆみが出る病気です。
もし顔がかゆいのに鏡や写真を見ても発疹や湿疹も見つけられなければ、この病気の可能性があります。
このかゆみのためにひっかいてしまったりすると、ひっかき傷や発赤、赤褐色の色調変化を二次的に起こしてしまいます。
これは顔だけでなく、全身にかゆみが出るものや、外陰部、肛門周囲などに限局してかゆみが出る場合もあります。
皮膚そう痒症の原因は?
主な原因としてはドライスキンがあげられます。
ドライスキンは環境の変化や、また老化により肌が乾燥しやすくなって起こります。
ドライスキンになると、皮膚本来の防御機能が低下し、衣服による刺激や温度変化などに敏感に反応するようになってしまい、それがかゆみの症状となってあらわれるのです。
またそのほか、がんや糖尿病、腎不全、痛風、悪性リンパ腫など、他の病気や精神的な要因が影響してかゆみが出る場合もあります。
皮膚そう痒症かもしれないと思ったら…
かゆいところをひっかくと、ますますかゆみを引き起こす物質がたくさん出てかゆみが強くなってしまいます。かゆくてもひっかかないことが大切です。
耐えられないようなものには薬を使いましょう。
皮膚に対しては尿素軟膏やワセリンなどを使用したり、内服薬としては、かゆみを引き起こすヒスタミンが皮膚で働くのを抑えてくれる抗ヒスタミン薬が有効です。
他の病気によるものであれば、その病気を治療します。
まとめ
皮膚そう痒症は、見かけ上の異常があまりみられないので、その事態に混乱しやすい症状かもしれません。
肌のかゆみは耐えるのが大変ですが、我慢できずにかいてしまえば二次被害を及ぼします。
まずドライスキンにならないようにケアをすること、かゆみが出てしまったら適切な対処をするように心がけましょう。
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