顔がかゆくて赤い
顔がかゆい、赤いという症状を発症すると、日常生活にも支障をきたしますよね。
最も人目に触れる部分ですから、これらの症状があると、対人関係にも影響するのではないかと不安になるものです。
そんな悩みには、しっかり原因を踏まえて対策をとっていきたいですね。
菲薄化(ひはくか)が主原因
顔がかゆいのと赤いのが同時発生した場合、皮膚の菲薄化(ひはくか)が主原因に考えられます。中高年に多くみられ、加齢でよくみられる症状ですが、保湿やUVケアで改善させることは可能です。それでも、改善効果がみられなければ、皮膚科で治療を受けたほうが、自己ケアの間違いで、症状を悪化させることだけは防げます。
菲薄化は加齢現象
顔がかゆい・赤いの症状は多くの場合、皮膚の菲薄化(ひはくか)が起きた結果です。皮膚が薄くなり、真皮の毛細血管まで透けてみえるようになるのが特徴的です。
皮膚の菲薄化は加齢現象の1つにあげられます。加齢で真皮のコラーゲンやエラスチンが減少し、お肌のハリ・弾力も失われていき、皮膚自体も薄くなっていきます。顔が同時に赤い・かゆい状態になるのは、中高年に多い傾向があり、肌老化のサインといえるのです。
赤い顔で皮膚が薄くなると、バリア機能が低下し、表皮ではサイトカインが盛んに作られるようになります。サイトカインは、生理活性物質の1つで、かゆいのを助長させる原因物質です。お肌のバリア機能の低下は、肌乾燥も原因にあげられ、しだいに年齢肌へとかわっていくのです。
皮膚が薄くなったがための、赤い顔と化した状態では、ターンオーバーも落ち、免疫力も低下していきます。すると、紫外線やほこりなど外部刺激の影響を受けやすくなり、かゆいのをはじめ、ニキビなどの肌トラブルが起きやすくなります。
保湿ケアを気長に
顔が赤い・かゆいの症状は、保湿ケアで改善可能です。お肌が十分潤うことで、バリア機能が回復すれば、肌トラブルの多くは自然と治まっていくものです。ただし、改善効果が現れるまでには時間がかかるので、保湿ケアを気長に続けることが、ベストな対策方法になります。
顔がかゆい・赤いのを解消させるには、外部刺激をできるだけ避けるのがポイントになります。UVケアで紫外線ダメージを避けることも大切なら、アルコール類・タバコ・コーヒーなど刺激物の摂取も、症状が改善されるまで当分NGです。
過剰なストレスも美肌の敵で、肌荒れの原因になります。肌トラブルの解消に、ストレス解消が効果的なケースもあるのです。赤い顔でイライラしながら、かゆいのが止まらないという人は、ストレスが原因かもしれません。
自己ケアをしても、顔がかゆい・赤いの症状が改善されない場合、皮膚の菲薄化以外の病気が原因かもしれません。皮膚科を受診するのが賢明です。
肌乾燥とも連動
赤い顔が、皮膚の菲薄化(ひはくか)が原因であるとしたら、激しくかゆい状態にあっても、爪でボリボリかくのは絶対にNGです。症状の改善は、保湿を第一優先として、対策を立てるのが鉄則です。顔がかゆい・赤いのは、加齢現象で起こりやすい肌乾燥とも連動しているので、保湿ケアが結局、肌トラブルの改善方法として効果的になるのです。
赤い湿疹で顔がかゆい…ダニが原因の時も
まず、顔がかゆい症状に湿疹や赤みを伴っていたり、腫れを生じてしまうという場合には、ダニが原因になっている可能性が考えられます。
ダニによる皮膚の症状と言えば、赤くポッコリと膨らむ湿疹をイメージしますよね。
これは痛みも伴い、同時にかゆいという困った症状です。
ですが、中にはカサカサとした肌の乾燥を伴い、赤く広がる湿疹を発症してしまうというケースもあります。
これもかゆいため、どうしても掻き壊してしまい、炎症を広げてしまうリスクがあるので注意が必要です。
種類が豊富なダニは、引き起こす症状も様々です。
例えばニキビを発症する種類もあります。
そのため、顔がかゆくて赤いという症状がある場合には、これが原因になっているのではないか、ということを疑ってみると良いでしょう。
やはり清潔がイチバンの対処法
対処法としては、清潔を保つということが1番重要です。
特にペットを飼っている家庭では、ペットに寄生しやすいので注意しましょう。
ペットにも定期的にシャンプーをしたり、皮膚の状態や健康状態をチェックしておきます。
ペットに住む寄生虫が人に感染するということも十分にあり得るので、しっかり意識的にケアしていくことが大切です。
それから、ペットがいない家庭でも、これらの皮膚病の可能性を抱える虫が発生しないよう、絨毯などは時間をかけて掃除機をかけ、天気が良い日は洗濯したり天日干ししたりしましょう。
ソファーや寝具も清潔にすることが大切です。
まとめ
顔がかゆい、肌が赤い、赤い湿疹がかゆい、といった症状は、皮膚そのものに薬などで働きかけていくことももちろん大切です。
それと同時に、周囲の環境を清潔にすることで改善される場合もあるのです。
そのような点にもしっかり配慮して、困った肌トラブルを解決していきましょう。
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