顔がかゆい、痛い
顔がかゆいからといって、ポリポリかきむしることは絶対に慎みたいものです。
肌をだんだん傷つけていき、しまいには物理的に肌が痛いと訴えるようになり、その後も長く痛い思いをするのは、他ならぬ自分自身です。
ところで、かきむしって傷をつけたわけでもなく、「かゆい」「痛い」がやってくりことがあります。そんな時は…
皮膚表面が弱くなって痛がゆい
「かゆい」はもともと皮膚表面に異物を認識し、それを排除しようとして生じる感覚です。
つまり、皮膚が敏感なほうがかゆみは早く感じます。
さらに言うと、肌が敏感=皮膚表面が荒れている、あるいは薄くなっている状態ですから、それがもっとすすむと、ちょっとした刺激でもヒリヒリと痛いということになります。
これはいわゆる敏感肌だけでなく乾燥肌の人にでも起きる状態です。
大人ニキビで痛がゆい
ニキビは思春期の象徴とも思えますが、大人でもニキビはできます。
大人ニキビは、乾燥肌の人でもおこるのが特徴で、顔がかゆいと思ったらにきびができていたということは、ままあることです。
これは放っておいて炎症がひどくなると痛みすら感じるようになります。
で、痛いのを我慢してつぶすのが癖になると、後でニキビ痕が残ることがあります。
大人ニキビは、痕を残さないようにするには、顔がかゆい、あるいは痛がゆい状態にあっても、つぶさない、いじらないが鉄則です。
気をつけていても、メイクやスキンケアの最中につぶす、あるいは就寝中に無意識にいじって痛い思いをするケースもあるので、注意が必要です。
アトピーやじんましん
他に、アトピー性皮膚炎の症状の一つに、顔などが激しくかゆいという人もいます。
皮膚炎の症状を和らげるには、保湿剤を塗って、肌のバリア機能を高めるのが効果的です。
ここで、アレルギーだと分かっている人は、原因物質を避けるのは当然のことです。
ただし、顔がかゆい原因物質の特定に神経質になりすぎると、それ自体がストレスとなり、症状を悪化させることになります。
規則正しい生活を送り、十分に睡眠をとり、ストレスや疲れを溜め込まないようにすることも、スキンケアに劣らず重要なポイントです。
また、顔がかゆい部分を見て、腫れがあったら、じんましんである可能性があります。
発疹で肌が痛いほどの症状が出るのはまれなことですが、食物アレルギーやストレスなど、原因を見つけるのが非常に難しい皮膚炎です。
この場合は皮膚科を受診して、医師の診断や処方に従って、治療を進めるのが間違いのない方法です。
顔がかゆい時に試してみたいスキンケア
「顔がかゆい」の原因が敏感肌=肌バリアの機能低下であるばあい、日々のスキンケアが有効かもしれません。
その場合は、バリア層サポートにすぐれた敏感肌用のスキンケア化粧品が最適です。
当サイトの特設ページにて、その解説をしています。
こちらをどうぞ→解説ページを見る